ウンチク / ZARDコピーバンド Brezza

ZARDを作り上げた長戸氏に「坂井泉水さんが歌詞を書く作品は何処が優れていると思いますか」に対して・・・・

「メロディーへの歌詞のはめ方に才能を感じました。 作曲家が作ったデモテープの音源を聴いて、そのメロディーが何を歌っているように聴こえるかを彼女は常に意識してました。だからこそ、思いついた言葉をいつもノートに書き留めていたのです。 ZARDはサビのアタマの言葉がタイトルになっている曲が多く、その部分の言葉とメロディーの一体感は特に素晴らしかった。 ・・・・

歌詞の傾向としては、主人公がいて、恋愛対象の男の子がいる。そして、主人公は彼を応援し続ける。 彼の夢のために自分は身を引く。・・・・そういう物語が多かった」

と語ってます。

絶え間なく言葉が生まれるようにと、坂井泉水さんは文学に触れ、映画を観たそうです。

特に好きだったのは石川啄木中原中也、啄木の歌集【一握の砂】の中の次の歌が特に好きだったらしいです。

 

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ

花を買ひ来て

妻としたしむ

 

「彼女は恐らく性格的に自分が生む言葉に自信がなく、だからこそ、新たな言葉との出会いに貧欲で、それによって常に歌詞を紡ぎ続ける事を自分に課していたのではないでしょうか。」と言ってます。

 

映画は「風と共に去りぬ」が大好きで、ラストシーンの有名なセリフで、゛After all, tomorrow is another day゛(明日は明日の風が吹く)がありますが、実はこの言葉をヒントに生まれたのが、アルバムタイトルにもなり165万枚のセールスを記録した「Today is another day」だったのです❗

 

ZARDの曲は初期から中期にかけては、織田哲郎さんと栗林誠一郎さんの曲が多かったですよね、織田さんも栗林さんも自身のために書いた曲を勝手にZARDに使わせてもらった事が多かったらしく、「負けないで」も「君がいない」もそうだったらしいです(笑)

 

ただ、徐々に時代性にそぐわなくなり、後期は大野愛果さんや徳永暁人さんのような、時代の若手が書いたメロディーを採用したようです❗

 

ウンチクコーナーでした✋