ZARDの曲のアレンジは、音の厚みを意識していたらしいです❗
日本では、大瀧詠一さん、海外ではビートルズの「レット・イット・ビー」や、ザ・ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」を手掛けたフィル・スペクターのような音楽を意識していたそうです。
楽器をいくつも重ねて、演奏を厚くした訳です❗ 特にギターを重要視して、ロックの基本である5弦、6弦といった太い弦を主にゴンゴンと弾くパワーコードを使い、それ以外にもオブリや12弦ギター、フォークギター等を何本も重ねていれたそうです。
私もYouTubeを見てZARDのライブのギターの本数に驚きましたよね❗
ドラムスは2拍、4拍、つまりアフタービートを利かせてました。
ZARDは平成版ユーミンのロックバージョンをイメージして作ってたらしいです。
因みに平成版ユーミンのダンサブルバージョンをイメージしていたのがドリカムとの事❗
長戸氏は、曲のテンポよりもちょっと遅いタイミングで歌う坂井泉水さんに天性の才能を感じたらしいです。
「リズムがちょっと遅れるので、歌詞が非常に伝わってきます。これはわざとというよりは天性のものに近く、コーラスの人が合わせるのはかなり大変でした。」と言ってます。
ですが坂井泉水さんの不得手もありました。
それは、16ビートだったそうです。
「かなり苦労してました。ラップにもチャレンジしたものの、率直に言うと、ヘタでした。ところが、皮肉なことに1990年代後半位から日本の音楽シーンでは16ビートが受けるようになり、彼女はかなり苦しんでいました。」・・・それが2000年から坂井さんが1年半程の休養期に入った理由のひとつでした。
ZARDのキャリアの全てをプロデュースしてきた長戸氏に、あくまで主観で、ZARDのベストナンバー3曲を挙げてもらいました❗
★「Forever you」
実は、坂井泉水さんがZARDとしてデビューする前の、過去の写真集が出版されそうになったことがあり、その時の心情を歌った曲だそうです。過去を否定しない、後悔はない、という内容だそうです。
★「心を開いて」
Brezzaでも後の課題曲になってますよね(笑)
゛ビルの隙間に二人座って 道行く人をただ眺めていた゛ というような、どこにでもある情景を切り取って作品にしているところが凄いですね❗
栗林誠一郎さんの書いたメロディーに、坂井さんの言葉がものの見事にはまってます。
既にあった曲に坂井さんが歌詞を書いたのですが、この歌詞のために書かれたメロディーで、このメロディーのために書かれた歌詞だと思えるほどです。
と評されてます❗
ウンチクコーナーでした✋