エピソード・シリーズ5 / ZARDコピーバンド Brezza

続・A&R小林さんシリーズの最終回です❗

 

1998年、小林さんは社内で担当替えがあり、ZARDの担当を離れました。

 

小林さんが担当を離れるときには、坂井さんがシャンパンと手紙を手にオフィスを訪ねて下さったそうです。ところが、小林さんは外出中でお目にかかれずに、申し訳ない気持ちになったそうです。

 

その後小林さんは坂井さんのプロモーションにも行ったのですが、本人のメディアへの稼働は無く、接触出来なかったそうです。

 

小林さんが坂井さんと再開したのは担当を外れて8年後だったそうで、坂井さんが社内で打ち合わせをして車で帰られるタイミングに居合わせて、他の社員と一緒にお見送りしたそうです。

 

坂井さんの歌は今でも小林さんの中で響いているそうです。

同世代だったからかも知れませんが、いつの時代もZARDの歌詞に共感して、感銘を受けているそうで、今でもZARDの曲に触れる事が多く、小林さんが現在音楽業界から離れたかも知れませんが、今でも坂井さんは存在しているように感じているそうです。

今この時も、スタジオにこもって歌ってるように思えるそうです。それは、恐らく、坂井さん亡き後も、長戸プロデューサーをはじめ、すたっふの方々が、坂井さんの作品や思いを大切に守っているからだと小林さんは言ってます。

 

小林さんが特に好きなZARDのナンバーは「きっと忘れない」「明日を夢見て」「君とのふれあい」だそうです。

 

「きっと忘れない」は小林さんが25歳の時に初めてフルサイズの音源を聴いて、仕事が手に付かないほど心が震えたそうです❗

 

「明日を夢見て」は2004年のツアーで、坂井さんがステージで歌う姿を初めて見て、スタッフたちと涙を流したそうです。

ずっと夢見ていた瞬間だったからだそうです。

 

「君とのふれあい」での語りかけるような坂井さんの歌唱も大好きだそうです。坂井さんのキャリア終盤の曲ですが、なぜかA&Rとして仕事をご一緒していた1990年代のがむしゃらだった自分を思い出すとの事です。

 

楽曲はやっぱり「その人のその時代の思い出」を甦らせる素晴らしいものですね❗

 

やっぱコピーバンドやってて良かった❗

 

Brezzaでした✋