エピソード・シリーズ2 / ZARDコピーバンド Brezza

A&Rの小林さんの続きです❗

・・・あっA&Rとはアーティスト&レパートリーの事です❗

あまり馴染みのない名前ですが、アーティストの発掘、育成、レコーディングの企画、制作、宣伝販促を管理する業務で雑用もこなすのでマネージャー的な役割りの仕事です❗

 

大ヒットを続けるZARDでしたが、本人稼働によるプロモーションはほとんどなかったらしいです。

ZARDのスケジュールは制作主導でした。坂井さんは歌詞を書き、翌日にはレコーディングし、数日後にはジャケットやプロモーション用の撮影を行ってました。

過密スケジュールなので、プロモーション稼働の時間は取れず、本人稼働無しで、タイアップでオンエアされるTVサイズの短いZARDの音源を持って、販促や営業を行っていたそうです。

ですから当然、プロモーション担当や営業担当はとても苦労していたそうです。

本人稼働無しでのプロモーション展開は本当に難しく、アーティスト担当の小林さんと現場を回るスタッフたちは日々せめぎ合っていたらしいです。

ただ、後から思うのは、ZARDとしての制作主導のあり方がこんなに多くの素晴らしい作品を世の中に残してくれたので、それは間違って無かったのだと思ったそうです。

 

坂井さんはレコーディングの時は「無」になるそうです。

無になるのはレコーディングばかりでは無く、撮影や海外ロケの時にも感じたそうです。

レコーディングで言えば、坂井さんは歌に集中するために心をニュートラルにするように心がけてたそうです。

坂井さんが無になれるようにスタッフも環境を整えていたそうで、レコーディングエンジニアは早い時間にスタジオに入り、坂井さんの好きなグッズや喉を傷めない為の加湿器を用意したそうです。

撮影のときの楽屋もレコーディングスタジオ同様にリラックス出来る空間作りを心掛けていて、普段、夜型の暮らしをしてる坂井さんがくつろげるように、ソファーや女性ファッション誌等を用意したそうです。

坂井さんの苦手な乾燥を避けるために楽屋でも本人が入るかなり前から加湿器をつけておくそうですが、壁が水滴だらけになったこともあったそうです。(笑)

 

プロモーション映像のシューティングや海外ロケのとき・・・・

楽屋から中々出ないことがあったそうです。

撮影の準備が整っても、坂井さんの心の準備が未だだったらしく、そんなとき楽屋で坂井さんと2人だけの小林さんは肩をほぐすためにマッサージをしてあげたそうです。

すると、やがて「よし❗行きます」

と、自分に渇を入れるように声を上げ、撮影現場に向かったそうです。

 

緊張と言うより「無」という状態を作っていたように思え、だからこそこの時間が必要だったと思ったそうです。

 

我々Brezzaもみさとさんのスタジオ入りの前にみさとさんの大好きなパンダグッズやエヘン虫に殺られないように加湿器を置くなど万全の環境を整えなければなりませんね(笑)

 

次回も小林さんエピソード続きます!

 

Brezzaでした✋